2015年7月28日火曜日

あまりにベタだと言うべきか…。

Una prostituta mata al hombre que intentó estrangularla sin saber que era un asesino (+VÍDEO) http://t.co/xoStTVepm6 http://t.co/aDNOKh8tXC

ある売春婦が、首を締めようとした男を殺人犯とは知らずに殺す。

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なんと1年半ぶりのツィートになってしまいました。

今回はLa Vanguardia 紙のツィートの引用です。以前チェックしていたEl Pais紙がかなり右寄りに路線変更したので、最近はこっちに変えました。と言っても、実はTwitter自体、またチェックするようになったのはつい最近のことなのですが…。

さて、今回、これを選んだのは、新聞記事を読んだら「???」のところが出てきて、その謎が解けたときに、ちょっと衝撃を受けたからです。


早速、その部分を引用します。

「(前略)En el domicilio del supuesto asesino en serie la policía ha encontrado varias esposas, hachas, machetes...(後略)」

「連続殺人犯の家で警察は、何人もの妻、斧、鉈…を発見した。」

えっ? それはおかしいでしょ。大体、斧や鉈と妻が並んでること自体変だし…ってことで調べてみてビックリ。「esposa」は複数形だと「手錠」という意味があるんですね。って、こんなこと知らなかったのは私だけでしょうか?

それにしても、妻が手錠と一緒だなんて怒っていいのやら、あまりにもベタだと呆れるべきなのか…。

元記事も短いので、良かったら是非全文読んでみてください。


ちなみに、アップされてるビデオと記事本文が全く一緒なので、ヒアリングの練習として使うのもいいかもしれません。

はたして次のツィートがいつのなるかわかりませんが、またこういうビックリがあったらつぶやきますね。



2014年1月25日土曜日

ちょっとだけネット用語を

Cárcel para dos tuiteros británicos por acosar a dos mujeres http://t.co/d1QkTssloO Los mensajes incluían amenazas de violación

女性二人に苦痛を与えたとして英国人Twitter利用者二人が拘留処分に。メッセージにはレイプの脅しも含まれた。

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久しぶりにEl Pais紙のツイートの引用です。

日本では昨年、自分の暴挙を撮影した写真をツィッターに投稿する行為が頻発し社会問題になりましたが、この英国のケースは他人を執拗に脅したという話。処分を受けたのは20代の男女で、ターゲットにされたのはフェミニストと国会議員だったのですが、詳しくは元記事を参照して下さい。


さて、前回の投稿と内容が少し似てしまうのですが、ここでちょっとだけネット関係のボキャブラリーをご紹介します。

まず今回取り上げたツイートにも出てくる「tuitero」というのは、ツイッター利用者のことで、ツイートは
「tuteo」または「tuit」、ツイートすることは「tuitear」といいます。

facebookに関しては特別な造語は使われてないようですが、「ファセブック」と呼ぶ人が多いようで、略して「ファセ」なんて言われています。

ネットサーフィン(死語?)する人のことは「internauta」、e-mailのことは「correo electrónico」というのが一般的ですが、スラングで「emilio」などと言ったりします。

最近はそうでもなくなりましたが、gmailは「へマイル」と言わないとわかってもらえなかったり、Microsoftはもちろん「ミクロソフト」だったりするのは、前回の記事に通じますね。

ちなみにgoogleは「グーグル」と言う人と、「ゴーグレ」と言う人がいるし、日本で人気のLINEも「リネ」なんて言う人もいなくはないのですが、概ね「ライン」で定着。でもスペインではLINEよりWhatsapp「バツァップ」の方が人気です。

2014年1月15日水曜日

目から入るか耳から入るか

先日、夫の友人が遊びにきたときのこと、地質学者の二人はどうやら日本の顕微鏡のメーカーのことを話しているらしいのですが、さかんに「キオバ」と言ってるので、「『キオバ』なんていう名前は日本のメーカーとは思えないけど…」と言ったら、なんと我が家にもその「キオバ」製の顕微鏡があるということになり、出してきたのを見たら「KYOWA」と書いてありました。私は顕微鏡についてはまったく門外漢なのですが、協和光学工業はその世界ではとても有名だそうです。今回はそんな発音に関してちょっとビックリするような笑っちゃうような話をしたいと思います。

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スペイン語圏ではご存知のようにアルファベットはc,g,h,jなど一部を除いてローマ字読みなのですが、そのせいで
目から入った外来語はそのまま読み、耳から入ったものはそれらしい適当な綴りで書いてしまうなんていう恐ろしいことが頻繁に起きています。

まずは目から入ったケース(カタカナ部分はおよそのこちらでの発音です。)

U2 ウドス
Thunderbird トゥンデルビルド(フォード社の車)
spiderman エスピーデルマン(sで始まる単語には「エ」が入ってしまいます。)
sidecar シデカー
deluxe デルクセ
water バッテル(papel de water=トイレットペーパー)
Levi's レビス
Calvin Klein カルビン・クレイン
Honda オンダ


そして耳から入ったケース(カタカナ部分は日本語訳(?)です。)

crep クレープ
cruasán クロワッサン
pay パイ(これはメキシコバージョンです。スペインでは「hojaldre」という単語に置き換えられます。英語の綴りそのままに「pie」と書くと「足」になってしまうので苦肉の策と言うところでしょうか。)


ごくたまに、bacon(ベーコン)sundae(サンデー)などというようにオリジナルの綴りと発音を用いる場合もあって、気を使ってバコン、スンダエなんて言うと、店員に馬鹿にされたりするので注意が必要です。またフランス系の携帯電話会社orangeは人によってオランジュ、オランヘ、オレンジと言い方が違ったりすることもあるし、油断なりません。


「ウドス」がU2だと知ったときはかなり衝撃的だったし、cruasánもないだろうと思うのですが、よく考えてみると日本でも中国の人名や地名に関して同じようなことをしてるんですよね。毛沢東は「モウタクトウ」だし、四川は「シセン」だと思い込んでいるので、Mao Zedong(マオ・ツォートン)とかSichuan(シチュアン)なんて言われてもすぐにはピンと来ないのではないでしょうか?



似たような話では、資生堂の化粧石けんで「ホネケーキ」と言うのがあるのはご存知でしょうか?子供心に「骨ケーキ」なんて随分変な名前だと思ったものだったのですが、製造段階で蜂蜜を配合するところから「honey-cake」という名前が付けられたそうで、今でも売っているロングセラー商品になっています。

2014年1月5日日曜日

Plátano de Canarias

"¡Los Reyes Magos están en camino y necesitan nuestra ayuda! Les invitamos a dejar Plátanos de Canarias para darles la energía y vitalidad que necesitan."

「魔法使いの王様たち(東方の三博士)はこちらに向かっている途中で、私たちの助けを必要としています! 彼らに必要なエネルギーと元気をあげるために、みんなでカナリア産のバナナを置いておきましょう。」

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¡Feliz Año Nuevo!
遅ればせながらあけましておめでとうございます!

今年は三が日の後すぐに週末だったので、6日の月曜日(もう今日ですね。)から仕事始めという方が多いのではないかと思います。

スペインは2日から働いている人も結構いるのですが、多くの人は明日の公現祭までお休みで、私の住んでいる街では生憎の霧雨の中、今晩、例によって東方の三博士達のパレードに引き続き花火が打ち上げられました。(公現祭って何?と思った方は1年前のこちらの投稿をご覧下さい。)

この慣習に乗じてカナリア産バナナ生産者組合(ASPROCAN=Asociación de Organizaciones de Productores de Plátanos de Canarias)が流したテレビコマーシャルがちょっとした物議を醸しています。三博士が登場して、今年はたくさんのプレゼントを配らなきゃいけないから、君達の家にバナナを3本置いておいてくれると助かるというようなことを言うのです。

さらに、そのバナナの写真を撮って送るとカナリア諸島への旅行が当たるかもしれないというキャンペーンなのですが、果たしてこれで売上は伸びたのでしょうか…?

動画は下のリンクで開くページで見ることができます。
http://www.platanodecanarias.net/news/view/144

因みに、このカナリア産バナナ生産者組合はfacebookにもページがあります。

話は逸れますが、このカナリア諸島という地名を初めて知ったのは昨年末に亡くなった大瀧詠一氏の「A Long Vacation」というアルバムだったという方は私とほぼ同世代かも…。笑

この憧れのカナリア諸島には2010年の秋にとうとう行くことが叶ったのですが、行ってみたら歌のイメージとは全然違ってビックリ! それもそのはず歌詞を書いた松本隆氏は作詞当時カナリア諸島には行ったことがなかったそうです。

そんな「カナリア諸島にて」のビデオを最後にアップして今日の投稿は終わりにします。
みなさんにとって2014年がステキな年となりますように〜♪
そして、今年もどうぞよろしくお願いします。





2013年12月26日木曜日

Menú navideño en casa de Ana Botella

He came with the landlady.

レストランで出てくるあるものを英語に訳したのですが、なんのことかおわかりになりますか?

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Google Translateを使ってもこんな答えは出て来ないのですが、これは「Vino con casera」という、安い赤ワインをソーダで割ったスペインの代表的なランチタイムの飲み物のなんちゃって英訳です。Caseraというソーダが有名なのでそのまま一般名として使われています。


元々の出所はわからないのですが、スペインでは一昨日辺りからAna Botella家のクリスマスのメニューというタイトルのジョークがネットで広まっています。

Ana Botellaというのはご存知の方も多いでしょうが、前の前の首相José María Aznarの奥さんで、前マドリッド市長のAlberto Ruiz-GallardónがRajoy内閣の法務大臣に抜擢された際に選挙を経ずにエスカレーター式にマドリッド市長におさまった人物で、東京、イスタンブールと争った2020年のオリンピック招致の最終選考会であまりにもヒドい英語でスピーチを行ったので、ネットやマスメディアなどで「スペインの恥さらし」とさんざん叩かれた挙げ句の果てが、こんなジョークにまでなっている次第ですが、ご覧になってない方もいらっしゃるかと思うので、映像をアップしておきます。


さて、このジョークのメニューリストに出てくる料理はスペインに住んだことがある人ならほとんど知っているようなポピュラーなものばかりなのですが、ご参考までに写真と日本語訳をつけてご紹介します。日本語訳はともかく、英語とスペイン語を比較すると多くのスラングが含まれてることに気付かれることと思います。この手の語彙はこれまで敢えてあまり取り上げて来なかったのですが、まぁ知っていて損はないということで…。笑

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·COVERS (Tapas):おつまみ


Little Russian Salad (ensaladilla rusa)
ロシア風サラダ(=ポテトサラダ)

Green Jewish Women (judías verdes)
インゲン
Little tit cheese (queso de tetilla)
テティージャ・チーズ
Onioned Cute (bonito encebollado)
鰹のタマネギ煮込み
Little flags (banderillas)
ピクルスを楊枝に刺したもの






























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· MEAT:肉料理


Bull's cock (Rabo de toro)
オックステイルの煮込み
Pussy to the Little Garlic (conejo al ajillo)
ウサギのニンニクソテー
Little elbow (codillo)
豚肩肉のオーブン焼き
Iberian prisoner (presa ibérica)
イベリコ豚のソテー


























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· FISH:魚料理


Homosexual in his element (trucha en su salsa)
鱒のソテー
Golden to the Iron (dorada a la plancha)
鯛の鉄板焼き
Female Horse (caballa)
鯖(写真はトマトソース煮)































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· DESSERTS:デザート


One thousand leaves (milhojas)
ミルフィーユ
Little bacon from Heaven (tocinillo de cielo)
卵黄と砂糖と水で作ったプリンのようなもの
Weather fruit (fruta del tiempo)
季節のフルーツ
Your Rum (turrón)
トゥロンというアーモンドを使った
スペインのクリスマスのお菓子
























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· DRINKS:飲み物



He came with the landlady (vino con casera)
安い赤ワインをソーダで割った
ランチタイムによく飲まれる飲み物
Little damn it! (Carajillo)
カラヒージョ
(コーヒーと強めのリキュールを混ぜた食後酒)
Liquor of grasses (licor de hierbas)
ハーブのリキュール(食後酒)

































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ヨーロッパ内の旅行や日本への里帰り、飼い犬の相次ぐ手術などで実に4ヶ月以上ぶりの投稿となってしまいましたが、休眠中に貯めていたトピックがいくつかあるので、来年はもうちょっと頻繁に投稿したいと思っています。どうぞ、これからもよろしくお願いします。

2013年8月23日金曜日

列車断線事故から1ヶ月

El juez imputa al responsable de seguridad del accidente de Santiago http://t.co/3GgPMsI6fD

裁判官はサンティアゴ(デ・コンポステーラ)の事故で安全対策の責任者の過失を問う。


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20日(火)のEl Pais紙のツィートです。

サンティアゴ・デ・コンポステーラ駅到着まであとわずか4kmに位置するカーブで79名の命を奪った列車脱線事故から明日で1ヶ月です。カーブでの速度超過による脱線だったので、多くのみなさんが2005年に福知山線で起きた事故を思い出されたことと思います。

事故直後に運転士が「Somos humanos.」と繰り返したり、当該箇所の制限時速が80kmだと知っていたにも拘らず190kmで走行していたという認識があったことなどから、当初より運転士の過失が最大の原因と見られてはいたものの、わずかな距離の区間で速度を時速200kmから80kmに落とさなければならない線路設計上の問題点、それに見合う安全対策不足などが早い段階から取り沙汰されていました。


犠牲者本人あるいは家族への賠償の問題もあり、今回責任を問われることになったAdif(保線会社)ならびにRenfe(国鉄)の過失が裁判所によりどう判断されるかが今後気になるところです。

運転士の事故直後の言動などについての記事はこちら
運転士の裁判所での事実認定についてはこちら

どちらもそれほど難しくはありませんし、日本では恐らくあまり報道されていない内容です。また、関連語彙を増やすにはうってつけだと思いますので、お時間のある方は是非読んでみて下さい。

全く予期せぬ災難に見舞われて命を失われた方々のご冥福を心よりお祈りします。






2013年7月15日月曜日

七人の小人

日本はディズニー大好きな人がかなり多いようで、SNSの類いでもディズニーランドに行ったなんていう投稿をよく見かけるのですが、この国では元々、少なからずアメリカ文化に対する拒否反応のようなものがあって、日本ほどの人気はありません。それでも、メジャーな都市のショッピングモールにはディズニー・ストアなんかも入ってたりするし、夏休みにはパリのディズニー・リゾートに行くなんていう家族もいたり…。

そんな無理矢理な前ぶりをした後で、今日は少しディズニーにから話を進めて行きたいと思います。

ご存知のように、ディズニーによって多くのアニメーション映画が製作されていますが、その中でもスペイン語のタイトルが想像がつきにくいものをまずはあげてみます。


白雪姫 Blancanieves y los Siete Enanitos
シンデレラ La Cenicienta
ふしぎの国のアリス Alicia en el País de las Maravillas
リトル・マーメイド La Sirenita

この中では人魚がsirenaだということを知っていれば、リトル・マーメードは易しかったかもしれませんね。

「白雪姫」の原題は「Snow White and the Seven Dwarfs」。今回の主役は、邦題では省かれてしまった7人の小人達です。

まず、それぞれの名前を英語、日本語、スペイン語の順で記載します。

Doc 先生 Sabio
Grumpy 怒りん坊 Gruñón
Sleepy 寝坊助 Dormilón
Sneezy くしゃみ Alérgico/Mocoso(洟垂れ)/Estornudo
Bashful 照れ助 Romántico/Tímido(内気な、臆病な)
Happy ご機嫌 Feliz/Bonachón(気楽な、のんきな)
Dopey おとぼけ Mudito(Mudo=口のきけない)/Tontín(間抜けな)






これ、ネットで調べたのですが、3人を除き複数の名前が…。恐らく国によって違うんだとは思いますが、実は、日本語部分もいくつか違う名前が出て来ました。

いずれにしても、ここに出てきた性格を表す名詞や形容詞、知っていて損は無いと思うので、ついでに似たようなものを他にもいくつかご紹介します。


泣き虫 llorón/llorica
甘えん坊 mimoso
食いしん坊 glotón
けちん坊 tacaño/codo(メキシコ)
恐がり miedoso/miedica
恥ずかしがり vergonzoso
寒がり friolero
文句垂れ quejica/quejón

さらに、私がよく使う形容詞をあげると…

気まぐれな caprichoso
無邪気な(ナイーブな) ingenuo
感じの良い s
impático
感じの悪い antipático

他にもスラングなどいろいろありますが、今日のところはこの辺にしておきます。

それにしても、また随分久しぶりになってしまった今回の投稿、チェックしてみたらなんと6月は一度も投稿してなかったようで、本当に申し訳ありません。今後もゆるいペースで続くこととは思いますが、せめて最低でも毎月1回は投稿するようにしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

また、取り上げて欲しい題材や質問などありましたら、juliaqro@gmail.comまでお気軽にメールをお寄せ下さい。


それでは、みなさん、どうか楽しい夏を♪