2013年1月22日火曜日

麻生大臣の失言

“Que se den prisa y se mueran” http://cort.as/3FOF Un ministro japonés pide a los ancianos que se den prisa en morir para ahorrar gastos

「急いでさっさと死ぬように」ある日本の大臣は、支出削減のために高齢者に急いで死ぬように求めた。

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少しばかり過激に訳してみた今回のツイート、例によってEl Pais紙が今日の4時台に投稿したものです。

前回もそうでしたが、日本語だとまず過去形にするところがスペイン語では現在形で書かれることがよくあります。特に記事の見出しなどによく現れる現象です。

日本でどのように報道されているのかネット上ではあまりよくわからないのですが、
元になっているEl Pais紙の記事には、麻生氏が不適切な発言だったことを認めた上で、自分の個人的好みについての発言だったとしたことも触れてはありますが、論調としては、「高齢者が自分の最期を決める自由をもたせる」という意味合いの発言であったという印象を与えるよりは、「財政負担軽減のために高齢者には死んでほしい」なんていうとんでもない発言をする政治家が日本にいることをクローズアップする形になっているので、これだけ読んだ人の日本人に対するイメージ・ダウンは避けられないかと…。

元記事自体も英国のThe Guardian紙の記事を元にしているので、又聞き的な感じも強いのですが、読みやすい文章だし、「andarse con medias tintas=曖昧な行動をする」などの言い回しをはじめとして、知っていて損のない語彙が満載ですので、お時間のある方は自分たちの国のニュースがどんな書かれ方をしているのか是非目を通してみてください!

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