2014年1月25日土曜日

ちょっとだけネット用語を

Cárcel para dos tuiteros británicos por acosar a dos mujeres http://t.co/d1QkTssloO Los mensajes incluían amenazas de violación

女性二人に苦痛を与えたとして英国人Twitter利用者二人が拘留処分に。メッセージにはレイプの脅しも含まれた。

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久しぶりにEl Pais紙のツイートの引用です。

日本では昨年、自分の暴挙を撮影した写真をツィッターに投稿する行為が頻発し社会問題になりましたが、この英国のケースは他人を執拗に脅したという話。処分を受けたのは20代の男女で、ターゲットにされたのはフェミニストと国会議員だったのですが、詳しくは元記事を参照して下さい。


さて、前回の投稿と内容が少し似てしまうのですが、ここでちょっとだけネット関係のボキャブラリーをご紹介します。

まず今回取り上げたツイートにも出てくる「tuitero」というのは、ツイッター利用者のことで、ツイートは
「tuteo」または「tuit」、ツイートすることは「tuitear」といいます。

facebookに関しては特別な造語は使われてないようですが、「ファセブック」と呼ぶ人が多いようで、略して「ファセ」なんて言われています。

ネットサーフィン(死語?)する人のことは「internauta」、e-mailのことは「correo electrónico」というのが一般的ですが、スラングで「emilio」などと言ったりします。

最近はそうでもなくなりましたが、gmailは「へマイル」と言わないとわかってもらえなかったり、Microsoftはもちろん「ミクロソフト」だったりするのは、前回の記事に通じますね。

ちなみにgoogleは「グーグル」と言う人と、「ゴーグレ」と言う人がいるし、日本で人気のLINEも「リネ」なんて言う人もいなくはないのですが、概ね「ライン」で定着。でもスペインではLINEよりWhatsapp「バツァップ」の方が人気です。

2014年1月15日水曜日

目から入るか耳から入るか

先日、夫の友人が遊びにきたときのこと、地質学者の二人はどうやら日本の顕微鏡のメーカーのことを話しているらしいのですが、さかんに「キオバ」と言ってるので、「『キオバ』なんていう名前は日本のメーカーとは思えないけど…」と言ったら、なんと我が家にもその「キオバ」製の顕微鏡があるということになり、出してきたのを見たら「KYOWA」と書いてありました。私は顕微鏡についてはまったく門外漢なのですが、協和光学工業はその世界ではとても有名だそうです。今回はそんな発音に関してちょっとビックリするような笑っちゃうような話をしたいと思います。

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スペイン語圏ではご存知のようにアルファベットはc,g,h,jなど一部を除いてローマ字読みなのですが、そのせいで
目から入った外来語はそのまま読み、耳から入ったものはそれらしい適当な綴りで書いてしまうなんていう恐ろしいことが頻繁に起きています。

まずは目から入ったケース(カタカナ部分はおよそのこちらでの発音です。)

U2 ウドス
Thunderbird トゥンデルビルド(フォード社の車)
spiderman エスピーデルマン(sで始まる単語には「エ」が入ってしまいます。)
sidecar シデカー
deluxe デルクセ
water バッテル(papel de water=トイレットペーパー)
Levi's レビス
Calvin Klein カルビン・クレイン
Honda オンダ


そして耳から入ったケース(カタカナ部分は日本語訳(?)です。)

crep クレープ
cruasán クロワッサン
pay パイ(これはメキシコバージョンです。スペインでは「hojaldre」という単語に置き換えられます。英語の綴りそのままに「pie」と書くと「足」になってしまうので苦肉の策と言うところでしょうか。)


ごくたまに、bacon(ベーコン)sundae(サンデー)などというようにオリジナルの綴りと発音を用いる場合もあって、気を使ってバコン、スンダエなんて言うと、店員に馬鹿にされたりするので注意が必要です。またフランス系の携帯電話会社orangeは人によってオランジュ、オランヘ、オレンジと言い方が違ったりすることもあるし、油断なりません。


「ウドス」がU2だと知ったときはかなり衝撃的だったし、cruasánもないだろうと思うのですが、よく考えてみると日本でも中国の人名や地名に関して同じようなことをしてるんですよね。毛沢東は「モウタクトウ」だし、四川は「シセン」だと思い込んでいるので、Mao Zedong(マオ・ツォートン)とかSichuan(シチュアン)なんて言われてもすぐにはピンと来ないのではないでしょうか?



似たような話では、資生堂の化粧石けんで「ホネケーキ」と言うのがあるのはご存知でしょうか?子供心に「骨ケーキ」なんて随分変な名前だと思ったものだったのですが、製造段階で蜂蜜を配合するところから「honey-cake」という名前が付けられたそうで、今でも売っているロングセラー商品になっています。

2014年1月5日日曜日

Plátano de Canarias

"¡Los Reyes Magos están en camino y necesitan nuestra ayuda! Les invitamos a dejar Plátanos de Canarias para darles la energía y vitalidad que necesitan."

「魔法使いの王様たち(東方の三博士)はこちらに向かっている途中で、私たちの助けを必要としています! 彼らに必要なエネルギーと元気をあげるために、みんなでカナリア産のバナナを置いておきましょう。」

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¡Feliz Año Nuevo!
遅ればせながらあけましておめでとうございます!

今年は三が日の後すぐに週末だったので、6日の月曜日(もう今日ですね。)から仕事始めという方が多いのではないかと思います。

スペインは2日から働いている人も結構いるのですが、多くの人は明日の公現祭までお休みで、私の住んでいる街では生憎の霧雨の中、今晩、例によって東方の三博士達のパレードに引き続き花火が打ち上げられました。(公現祭って何?と思った方は1年前のこちらの投稿をご覧下さい。)

この慣習に乗じてカナリア産バナナ生産者組合(ASPROCAN=Asociación de Organizaciones de Productores de Plátanos de Canarias)が流したテレビコマーシャルがちょっとした物議を醸しています。三博士が登場して、今年はたくさんのプレゼントを配らなきゃいけないから、君達の家にバナナを3本置いておいてくれると助かるというようなことを言うのです。

さらに、そのバナナの写真を撮って送るとカナリア諸島への旅行が当たるかもしれないというキャンペーンなのですが、果たしてこれで売上は伸びたのでしょうか…?

動画は下のリンクで開くページで見ることができます。
http://www.platanodecanarias.net/news/view/144

因みに、このカナリア産バナナ生産者組合はfacebookにもページがあります。

話は逸れますが、このカナリア諸島という地名を初めて知ったのは昨年末に亡くなった大瀧詠一氏の「A Long Vacation」というアルバムだったという方は私とほぼ同世代かも…。笑

この憧れのカナリア諸島には2010年の秋にとうとう行くことが叶ったのですが、行ってみたら歌のイメージとは全然違ってビックリ! それもそのはず歌詞を書いた松本隆氏は作詞当時カナリア諸島には行ったことがなかったそうです。

そんな「カナリア諸島にて」のビデオを最後にアップして今日の投稿は終わりにします。
みなさんにとって2014年がステキな年となりますように〜♪
そして、今年もどうぞよろしくお願いします。